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太陽定数=「1.5億km離れた太陽からどれくらいの暖かさ、明るさを頂いているか」表した値。
Cal表示をしたり、W表示をしたり学習指導要領の改正によって変化している。
近年は1.366✕103W/m2のW表示のよう。cal表示では2.0cal/cm2・min
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ひとみちゃんが掲げている1m2 の平面にだけエネルギーがやってきているのではない。下の
絵のように、太陽光線に垂直なとなりの1m2 の平面にも、そのとなりの1m2 の平面にも、
そのとなりの1m2 の平面にも・・・・・。
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このことから太陽が宇宙空間に放射しているエネルギー量を計算することが出来ることが分かる。
すなわち、
太陽放射全エネルギー量(1秒あたり)=半径1.5億km(✕1000m)で作った球の面積(m2)✕
太陽定数(1.366✕103W/m2 )
計算しなくても理解できるとおり、太陽放射全エネルギー量は莫大なもの。しかも全くの無料。
明るさと、暖かさ、私たちの命の礎であり神のような存在です。 |
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水星は太陽から約6000kmの距離。莫大なエネルギーが分配される球の面積がきわめて小さく
なるので、水星での太陽定数は極端に大きくなる。太陽に面した水星の表面温度は400℃と言
われる。それ故、灼熱の惑星、水星。
一方、地球より太陽から遠い惑星では太陽定数が小さくなり、常時液体の水が存在できない状
態になり生命の発現が難しくなる。 |
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2 地球全体での熱収支 |
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どういうことかと言えば、ひとみちゃん(=地球)が100円のお小遣い(太陽からエネルギー)をも
らい(熱収入)、ぴったり100円のお小遣いを使い切っている(熱支出)-ということ。
従って、地球は一定に温度が保たれている。
(しかしCO2による温室効果によって地球の温暖化が問題になっているのは周知のとおり。
2013年5月,CO2濃度が400ppmを越えた。) |
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収入=太陽から100のエネルギー
支出=地表+雲+大気の反射・散乱が34、暖まった地表+大気から66、100円もらって
100円きちんと使い切っている。
その結果、地球は全体として暑くも、寒くもならず一定の温度に保たれている。 |
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3 緯度による太陽からの受け取るエネルギー量の違い |
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下の図を参照。
地球の自転軸と公転軌道面とは66.6度で交わっている。これが90度であれば、どこでも毎日真東
から太陽が昇り、天頂を通過し、真西に沈み、両極では太陽は1日1回地平線を巡ることになる。
地球の自転軸と公転軌道面とは66.6度で交わっているので、1年周期で太陽高度が変化し、それと
ともに受け取るエネルギー量が変化することによって「四季」が生ずる。
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