ようこそ
このHPでは主にセンター試験で地学受験する人で、どうも理解が進まないと感じている人にお手伝いしようと開設しました。
HP教科書本文の一日でも早い完成を目指していますが、なかなかそうもいきません。練習問題、過去のセンター試験問題の解説も行く行くは行いたいと思っています。
受験生の皆さんは早くやってくれよ、と思っているところでしょう。様々な仕事、事情をかかえてのHP作成ですので、ご理解ください。
2017.3.にはPCのハードディスクが破壊するという事態となり、相当な期間HPの更新をすることができませんでした。しかも、データのバックアップをとっていなかったため大変なことになりました。
2017.7.約4か月かかりHPを復旧し、更新し始めました。
ハードディスクが破壊すると、「PCに何が入っていて何が無くなったのかがわからないのが分かった」ということでした。
本HPの構成・方針(予定)は以下の通りです |
① 高校地学を苦手としている生徒の皆さんを対象に、興味を持ってもらい理解が進むようにして最終的にはセンター試験で80%得点できる力がつくことをレベルを目標に、地学教科書を執筆・掲載します |
② 本文内に練習問題を挿入・掲載し、理解を図ります |
③ 「週末課題」として、上の練習問題より少しレベルアップした問題を解くことで力がつくようはかります。高校の定期試験に役立ようにしたいと思います |
④ 大学受験には、高校生として3000語の英単語が最低でも必要とされています。本HPで使われた術語等で重要と思われる単語・熟語等をピックアップし、英語の学力向上にもお手伝いをします |
⑤ センター試験の過去問の説明を行います |
新田次郎著「 槍ヶ岳開山」では,播隆上人の開山に向ける情熱と,幾多の困難を克服していく過程が描かれています。
まさに天に鋭く突き刺すような槍ヶ岳は,一度見たら決して忘れられない山容。いつどのようにして,槍ヶ岳は形成されたのでしょう?
どうしてだろう?不思議だな?そう思うことが科学の始まりでしょう。
槍ヶ岳(8月中旬)
播隆上人が初めて槍ヶ岳を見たときの様子を新田次郎さんはこのように書きあらわしています。
『その岩峰群の左端に他の岳峰とはいちじるく違った尖峰が見えた。播隆はそれこそ岩岡伴次郎がいった、未だ人が登ったことのない槍ヶ岳という山に間違いないと思った。
「あいつア槍ヶ岳だ」
与吉が五郎四郎にそう教えてやっているのを聞きながら播隆は、槍ヶ岳の鋭鋒に見入っていた。槍ヶ岳は群山を圧して高く、けわしく見えた。その肌のどこにも雪をとどめてはいなかった。それは天を支える柱にも見え、天に突き出している鉾先にも見えた。そこに見えるかぎりのどの山とも彼の記憶にある如何なる山と違って、神
秘的な岩峰を持った山であった。とても登れそうにもなくけわしく見えていながら、登れないとあきらめきれな いものを持っていた。美しい山とう感じよりも、近づきがたいほど遠く高いところにある峰に見えた。
播隆は槍ヶ岳に向かって合掌した。眼を閉じると風の音が聞こえた』
(新田次郎著 槍ヶ岳開山 文春文庫)
槍ヶ岳頂上直下の鉄梯子
槍ヶ岳付近だけ時代不詳の塩基性結晶片岩から形成されています。なお、写真は槍ヶ岳を構成する結晶片岩ではありません。
世界は広く、多様
ユングフラウヨッホ 標高3454m
インターラーケンから登山電車で登っていきます。建物スフィンクスと呼ばれる観測所。近くには氷河を掘って作られた回廊があり、幻想的な光景。
(おことわり:写真は Rud .Suter AG. Oberrriden/Zurich 作成による絵はがきです。)
巴朗山(パロウサン)峠標高4523m (中国四川省)
富士山より800m近く高い。臥龍(大熊猫(パンダ)繁殖研究所がある)から日隆(標高3400m、高山植物で有名)へ向かう途中の峠。8月、霧雨で視界は悪かったがトラノオ、ウスユキソウ、赤・青のケシ、サクラソウ、オヤマノリンドウ(?)がひっそりと咲いていた。
四姑娘山=「スークーニャンサン」と読みます。
臥龍 (大熊猫繁殖研究所)
一日見ていても飽きない。これほど心を和ませてくれる動物はにないのではないのでは・・。
八重山諸島 石垣鍾乳洞
日本最南端の鍾乳洞で,珊瑚石灰岩からなります。上から下に垂れ下がるのが「鍾乳石」、鍾乳石からしたたり落ちる石灰岩成分から上方に向かってタケノコのようにできたものが「石筍(せきじゅん)」、両者がつながったもの「石柱」と言います。
シンガポールのマーライオン像
シンガポールの緯度は北緯1.5度。夏の時期,太陽は天頂より北に輝き、春分・秋分には太陽はほぼ東からのぼり、正午には天頂に輝き、西に沈む。冬には南の空に輝きます。日本にいると「北の空に太陽が輝く」と思うとなんだか変な感じがありますが・・・。実際盛夏にシンガポールに行って、磁石で北に太陽が昇っていても「そうなのね・・」と感動しませんでした。
ポルトガル ロカ岬
「AQUI...ONDE A TERRA SE ACABA EO MER COMECA」ユーラシア大陸最西端の岬で「ここに地終わり,海始まる」の碑文があります。ここを訪れるとその証明書が発行されます。
エジプト ポンペイの柱
400本あったという柱のうち1本だけ残ったという。柱の上にはローマ皇帝ディオクレチアヌス帝の像を載せるために建てた-と言うことです。高さが27m,アスワン産の赤色花崗岩からなります。
信州(木曽)駒ヶ岳千畳敷カール
木曽駒ヶ岳は標高2956m、わずかに3000mに及びません。。山体は花こう岩からなり、4つのカール(山岳に発達した氷河によって形成された氷蝕地形)に囲まれています。
ギリシア(アテネ)・リカビトスの丘
パルテノン神殿のあるアクロポリス丘から、Lykavittosの丘(標高277m)を望む。どちらもアテネのランドマークとなっている。白~灰白色の石灰岩からなります。
マチュ・ピチュ(ペルー、1983年世界自然遺産・文化遺産)
南緯13度、アンデス山中の標高2400mに忽然と存在する「空中都市」マチュ・ピチュ。1911年7月24日、ハイラム・ビンガム(米)によって発見されました。山体は中粒の花こう岩からなります。
アンドロメダ銀河
100億個以上の星々の集団、250万光年の彼方にあります。
(おことわり:写真は、smithonian museum shops book mark によります。)
日本地質学会「県の石・鉱物・化石」
日本地質学会では「県(都・道・府を含む)の石・鉱物・化石」の認定を2016年5月10日「地質の日」で発表をしています。「ご当地の」岩石、鉱物、化石が当然県の石・鉱物・化石になるわけですから全国まで本物を取材できません。が、それにほぼ近いサンプルについては今後「県の石・鉱物・化石」として紹介したいと思います。
MOBILE ZONE=変動帯に位置する日本列島
2011.3.11の「東北地方太平洋沖地震」、そしてそれに伴う「東日本大震災」、とりわけ東京電力福島第1原子力発電所の原発事故は「想定外」の一言でくくられ、原発は国策として進められています。
「類従国史」の第171巻には西暦416年8月23日に地震が発生したことが記述されているといわれ、これが我が国最初の地震の記録のようです。菅原道真は「方略氏」(国家公務員試験のようなもの)の試験を受験し、第二問が「地震を弁ず」(地震について述べなさい)ということでした。つまりそれほどに、日本は地震が多く発生し、時の朝廷も地震対策をどうすべきか考えていた-そう見るべきでしょう。
写真は2007年10月日本地質学会Newsの表紙写真で、山本由弦氏(産業技術総合研究所)、坂口有人氏(海洋研究開発機構)の報告によります。
場所は千葉県房総半島南部の農業道路建設現場で、地層全体は上部鮮新統(鮮新世の時代の地層の意)~更新統(更新世の時代)の千倉層群畑層中に、巨大ブロックがてんでんばらばらに分布しています。
原因は約200万年前の地震によって砂層が液状・流動化、破壊されこのような分布状態になったものと考えられます。写真の中央付近、左右に観察する人が左に二人、右に三人見えます。また、写真の下にはスケッチがありますが、スケッチの右半分(赤の四角で囲まれた部分です)がおよそ写っている写真の範囲にななります。写真の範囲はおよそ横20m、縦16mです。
この地震のマグニチュードは分かりませんが、相当大きかったに違いありません。巨大地震の砂層の液状・粒状化をまねくエネルギーのすさまじさを思い知らされます。
つまりこのような岩塊を軽々と破壊し、移動させるような巨大地震が200万年前に実際起きているわけです。今このレベルの地震が発生したらマンションは、ビルは、住宅は、橋は、堤防は、トンネルは、高速道路は、新幹線は、電車は、原発は、巨大津波の発生は、土砂崩れ・・・。
東京直下型地震、東海地震、東南海地震、南海地震、富士山の噴火・・非常に心配されます。
2016.4.14. 熊本地震発生
2016.4.16.撮影 熊本地震による地表活断層写真
(日本地質学会 ジオルジュ2016. 後期号:写真:白尾元理氏による。一部を掲載 )
麦畑が地震断層でずれているのがはっきりとドローンで写し撮られています。右ずれ断層で1~1.5mの変位でし ょうか。地震のエネルギーのすさまじさを物語っています。
赤門
赤門、そして安田講堂は東大の別称となっています。どこかの受験サポート学校のコマーシャルに書いてありましたが、横綱になるより東大に合格する方が易しいと。大相撲の世界は650人くらい、その中で横綱は頑張っても4人。そう言われてみればそうかもしれません。
東大、京大、東北大、九大、北大、阪大、名大は旧七帝大で、体育系サークルの定期戦=「七帝戦」を行っています。 現在は、正式名称が「全国七大学総合体育大会」と変更され、ホームページアドレスが以下のとおりとなっています。
http://www.7-univ.jp/index.html
take a examination 、understand、comprehend、feel、help、aid/assist、open /start/establish、
completion/fnish、aim at~、practice/training、exercise、のpast、past problems、
explain、explanation(n)、destroy/break down 、situation、term 、renew、renewal(n)、understand、construction/organization、insert
in ~/put in~、plan/cource/intention、complain、pass、exist、develop、ability、earthquake、seismic、generate、describe、distribute、distribution(n)、originate
from ~、liqidify、mobilize、passion、overcome、difficult、process、 meny of 、universe、mineral、atom、funny
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地学の参考書が出版されなくなってきております。くれぐれも、営利目的のための利用はおやめください。
モロッコ ワルザザード砂漠日の出
2021 大学入学共通テスト 解答・解説をUPしました
2015年 センター試験地学基礎 解答・解説 UPしました。2020/2/24
東大駒場キャンパス 1号館
2016年センター試験地学・地学基礎の問題解説終了 2019.1.6
地学選択者が不得意とする地質断面図の書き方をUPしました。2018.12.12.
2018.11.12 問題の解答解説完了。
2018.7.25
2018.6.9.
新古今和歌集、勅撰和歌集の撰者であった藤原定家(1162~1241)は受験生の皆さんは知っていますね。公家として定家は56年間、朝廷の人事、慶弔の出来事、改元に至る過程、公式行事の進め方など記す一方、大雨・地震、客星(超新星爆発・新星・彗星の飛来)、京での病魔の流行、放火、僧侶の暴動など詳しく記録しています(明月記)。
地学の教科書に取り上げられている1054年の超新星爆発は、定家は生まれておらず経験できなかったわけですが、これについても述べています。当HP No.25 海洋 「時間割変更 漢文」で「論語」の一部を学びましたが、今度は古文を勉強しましょう。
2018/05/18共同通信社は、「チバニアン」の新しい時代名称申請の審査を国際学会が中断していること報じました。
日本の地質学者から(地磁気の逆転の)「データの改竄が行われていた」との指摘があったため-とされています。