6 SiO4四面体一重鎖型の鉱物
「輝石」
写真はバラ輝石 滋賀県熊畑鉱山 国立科学博物館展示品
輝石の内部では、「SiO4 四面体」が一本の鎖となって鉱物の骨格を作っていると考えられます。
隣り合う「SiO4四面体」の底辺の酸素をそれぞれ共有することで、一本の鎖をなしています。
この鎖をよく見ると上に凸、下に凸の違いはありますが、ある部分の繰り返しであることに気がつきます。
上の図では、Si「Oの4乗」に見えますが、正しくは「SiO4 四面体」です。少し見えにくいですが、+の電気-の電気のバランスについて書いていますから、ガマンして読んでください。
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足摺岬
中浜万次郎(この方伝記をぜひ読みたいものです)像が近くにあります。花こう岩からなる急峻な崖
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那智御滝 和歌山県
世界遺産2004年 落差133m 周囲はほとんどが原生林
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ジュネーブ大学 宗教改革碑
向かって左から2番目がジャン カルバン(1509~1564)カルバン派は信者が長老・牧師を選出し、長老・牧師が信者を指導・監督すべきだと主張しています
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雲取山 東京都の最高峰
標高2017m 山体は中生代の堆積岩。写真は3月30日、午前6時半頃。気温は氷点下6~8℃
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平成新山
1990年に雲仙普賢岳が噴火し、1991年出現した溶岩ドームは約5年後に「平成新山」と命名されました
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台湾 日月譚にある孔子廟
左は孔子の第一の弟子、顔回。右は孔子の孫の子思。「有顔回者。好学。不遷怒。不弐過。不幸短命死矣。」
7 SiO4四面体二重鎖型の鉱物
「角閃石」
「SiO4四面体」の一重の鎖が二本連結した状態になっています。この場合もある部分の繰り返しであることが分かります。
すなわち
8 SiO4四面体平面的網状型の鉱物
「黒雲母(雲母類)」
白雲母 アメリカ産 国立科学博物館展示品 かつては、石油ストーブの「小窓」(火がついているか確認する)に利用されていました。プラスチックでは燃えてしまって危険ですから。
平面的網状型の電気的バランス
輝石、角閃石の場合と同じように金属イオンが結びつき、黒雲母が出来ます。平面的網状のものが何層にも重なり、その間に金属イオンが入り込みます。網状部分のO-Siの結合が、網と網の間の結合に比べ強いために、黒雲母など平面的網状構造を持つ鉱物が、外から力が加えられると薄くはがれます。このようにSiO4 四面体の結合状態が反映され、鉱物種それぞれに特徴的な「割れ方」が現れます。これを鉱物の「劈開(へきかい)」と言います。
9 SiO4四面体立体的網状型の鉱物
「石英」、「斜長石」、「カリ長石」
写真は石英 国立科学博物館展示品
石英 日本式双晶 2つの石英(大きな石英が少し傾いて」の形にくっついたように見えます)が角度にして84°34′で交わるように接合(できた鉱物をtwin
=双子=双晶)しています。 山梨県甲府市は石英の産地で、これを印鑑に利用した産業の盛んなまちです。
石英の、立体的網状のSi-Oの結合はどこでも等しく強い結合なので、外力が加えられても黒雲母のように特徴的な割れ方(劈開)はしません。このようなアト・ランダムな割れ方は「断口(だんこう)」と言います。
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random