週末課題 No.38 地質図を読む No.2


 上はある場所の地質図である。


 A層はれき岩層、B層は砂岩層、青の曲線はA層とB層の地層境界線、破線は50mごとの等高線を示している。緑の直線は向かって右が高さ50mの走向線、左が高さ100mの走向線である。
 地層の逆転がないものとして、以下の問いに答えよ。

問1 この一帯の地形はどのような地形か?  
問2 A層とB層の走向を答えよ。
問3 A層とB層の傾斜角とその傾斜の方位を答えよ。
問4 A層とB層ではどちらが上位(新しい)の地層か?


【解答・解説】


 まず、この一帯の地形がどのようになっているのか?考える1つの手立てです。次のように歩いてみましょう。

 この地域の中央を西から東に歩いて行くことにします。最初150m→100m→50m→50m以下と高度が下がっていきます。西が高く東が低くなっています。


 では、南北方向ではどのような地形になっているでしょう。
100mの走向線(地表の凹凸に従っているものとして)に沿って南から北へ向かって行くこととします。


 図の「A層B層の地層境界線」の「地」の辺りでは150mよりも標高が高いですが、北へ向かうにしたがって低くなり図の中央付近では50mより低くなります。ところがそこを過ぎると、次第に標高が増してきて高くなっていきます。


 つまり「U」字のような地形で、西に高く東が低く、かつ開けた地形=「谷」、「沢」になっていることが分かります。

問1 「谷」、「沢」の地形 
問2 走向線は南北に一致していますから、走向は「N-S」 
問3 100mの走向線が西、50mの走向線が東→東へ傾斜。間隔が50mで落差が50mですから傾斜角45°傾斜角=45°、傾斜の方位=E(東)
問4 B層が上位の地層。東西の断面図を「スケッチ風」でもいいですから描くと一目瞭然。「A層が上位」と思っている人は、この地域一帯が「尾根地形」という呪縛にとらわれているからでしょう。