下図は6つ(サンプルNo.1~6)の火成岩を化学分析し、含まれるSiO2に対して(横軸)、各金属(酸化物)の割合を縦軸方向に表した図である。図を参照して各問いに答えよ。
(1) Q1~Q7に示される曲線(折線)で示される金属酸化物名を答えよ。
(2) サンプルNo.1 SiO2=47%の火山岩の分類はどのようになるか。
(3) サンプルNo.6 SiO2=68%の火成岩にはQ6の金属酸化物が4%、最も多く含まれている。この金属はいかなる鉱物に含まれる のかを答えよ。
(4) Q4とQ5を含む固溶体からなる鉱物を答えよ。
(5) 超塩基性岩/塩基性岩/中性岩/酸性岩のSiO2境界値(質量%)、色指数はいくらか。
(6) マグマの結晶分化作用の最も初期に晶出するのはカンラン石、斜長石である。上の図の金属酸化物Q1~Q7のうち、カンラン 石、斜長石に取り込まれる金属は何か。酸化物名で3つ答えよ。
【解答】
(1) Q1=Al2O3 Q2=Fe2O3+FeO Q3=MgO Q4=CaO Q5=Na2O Q6=K2O
(2) 玄武岩
(3) カリ長石(正長石)、黒雲母
(4) 斜長石
(5) 超塩基性岩/塩基性岩=境界値(質量%)45%、色指数60、
塩基性岩/中性岩=境界値(質量%)52%、色指数35、
中性岩/酸性岩=境界値(質量%)66%、色指数10
(6) FeO 、MgO、CaO