図の火成岩の顕微鏡スケッチは、直径が約2mm、構成鉱物はカンラン石>>輝石>> >>スピネル(spinel 尖晶石)。無色鉱 物、火山ガラスは一切含まれず、完晶質、優黒色(色指数60以上、SiO2<45%)の岩石である。以下の問いに答えよ。
(1)スケッチに示されるこのような火成岩の組織名を答えよ。
(2)カンラン石は鉄カンラン石、マグネシウムカンラン石が混じり合った組成となっている。鉄カンラン石、マグネシウムカンラン 石の化学式、二種類以上の鉱物成分が混じり合ってできる物質を、鉱物学ではどのように呼ばれているか。
(3)顕微鏡スケッチに示される岩石は、含有SiO2%からどのような岩石に分類されるか。また、岩石名は何か。
(4)顕微鏡スケッチに示される岩石が、地球の大構造=地殻・マントル・外核・内核のうち、どこに多量に存在していると考えられ ているか。
【解答】
(1)等粒状組織
(2)鉄カンラン石=Fe2SiO4、マグネシウムカンラン石=Mg2SiO4
二種類以上の鉱物成分が混じり合ってできる物質=固溶体
(3)超塩基性岩、かんらん岩
(4)マントル